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誤飲・誤食に注意!
2023.05.03
ワンちゃん・ネコちゃんが何か食べてしまった!と誤飲・誤食が増えてきています。
命に関わる事でもあるため、是非皆様に誤飲・誤食について知ってもらい注意していただきたいです。
病院での治療について
誤飲・誤食してからの時間、飲み込んだもの、症状にもよりますが催吐処置や胃洗浄、開腹・胃腸管切開手術が必要になることがあります。
誤飲・誤食しやすいものについて
●おもちゃ、トイレシート、ビニールなど
大きさによっては、腸閉塞や窒息の危険があります。自然に排出されることもありますが、基本的には消化出来ないため処置が必要です。
●骨、竹串など
先端が尖っているものは内臓などを傷付ける恐れがあるのでとても危険です。なので、吐かせる処置ができずお腹を開ける緊急手術が必要になる可能性もあります。
●布、紐など
こちらも大きさによっては、腸閉塞や窒息の危険があります。口や肛門から糸や紐が出ていた場合、引っ張ると粘膜などを傷付けることになり危険ですので無理に引っ張らないで下さい。
●人用のお薬
種類や量によって中毒症状を引き起こすこともあります。何の薬をどれだけ飲んでしまったのか、シートごと飲み込んでいないかわかる限り先生や看護師に伝えて下さい。
●玉ねぎ、チョコレート、レーズンなど
人が食べても大丈夫なものでも、ワンちゃんやネコちゃんが食べると中毒症状を起こす食べ物があります。例えば、玉ねぎであれば赤血球が壊され、貧血を起こすことがあります。直接ではなくても、煮汁でも中毒を起こします。
上記以外にもたばこや観葉植物、花など食べたりしないだろうと思うものでもワンちゃん・ネコちゃんは食べたり、飲んだりしてしまいます。なので、飲み込みそうなものは室内に置かない、遊び終わったおもちゃは回収する、お散歩中に拾い食いをさせないなど、皆様が普段から注意することで防いでいきましょう!
看護師 古大内