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お知らせ

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※受付時間外に受診を希望される初診様へ※

2023.01.29

院長より

令和3年10月31日より、初診受付時間を下記のとおり設定させていただいております。(※当院に通っていただいている方の2匹目以降の初診様は除きます)

日曜、祝日:11時まで

それ以外の曜日(休診日の月曜除く):18時まで

この時間帯以外は当院の混雑状況から、大変申し訳ありませんがお受けすることができません。

緊急の場合は仙台の夜間救急さんを受診いただくか、かかりつけ病院さんが開くまでお待ちいただきますようお願いいたします。

↓ ↓ ↓ ↓ ↓

さて、ここから先は、

初診様で、上述した対象受付時間内にいらっしゃる方は読んでいただく必要はございません。

もちろん、はじめて動物さんをお迎えして、はじめて当院にいらっしゃる(診察時間内に)!そんな初診様はスルーしてくださいね。

読んでいただきたいのは、対象受付時間外に来院されようとしておられる初診様です。

また、かかりつけ医さんがお休みだから、時間外だから、とりあえず開いている当院に電話でなにかしらの対応、指示を求めたい、そういった方々にも是非これ以降の知らせ、お願いをご一読いただければと思います。

このような知らせ、お願いを書かなくてはいけなくなってしまうくらい、他院様に通院されておられる初診様からの時間外受付、電話問い合わせが当院の診察を危機的なものにしています。

本来、このようなことを書かずに済めば当たり前に診察をし、当たり前に動物さんの笑顔のためだけに集中して診察に当たれるのですが…。

では、早速ですが本題に移ります。

まずは、大前提、そもそも日曜祝日の診察は、当院に通われている飼い主様からの強い要望にお応えするため、そして、私が診察、治療している動物さんが休診のタイミングに具合が悪くなってしまわないか気になって仕方ない…だからこそ、少ないスタッフながら皆で日曜祝日も病院を開けて対応しています(唯一、月曜のみお休みさせていただいております)。

そこに、かかりつけ病院さんがお休みなので、時間外でも状態の重い子を一から診て欲しい!何とかしてくれ!と半ば強引に来院される方が多数いらっしゃいます。しかしながら、ルールを無視し来院いただきましても、もちろん診察して治療してあげたい!のですが、自身の病院の動物さんでいっぱいで、どう頑張っても診てあげることができない…のです。

最近多い事例ですと『病名もわからない、どんな薬を飲んで、どんな治療中なのかもわからない…なにかわからないけどとにかく今すぐ助けてほしい!』…これでは、日曜祝日は元から少ない人員で診療している我われは、受付も通常診察もストップして一から検査、処置、治療にあたることになり、病院は完全に機能停止です。1件の診察に人員のすべてが動員されるため、日ごろ通ってくださっている動物さんが数時間待たなければならない状況も不憫でなりません。もちろん、緊急で来院された動物さんがいれば全力で救わねばなりません、それは当然。現在も、都度、病院機能を停止させて、待合で待っておられる動物さんも飼い主様にも理解いただき、スタッフ一丸となり全力で診させていただいております。

皆様もご存じのとおり、日曜祝日はまわりの動物病院さんがほぼ休診(土曜午後もお休みの病院さんが多いのではないでしょうか)であるため、市内、市外、時に県外から他院で加療中の動物さんが当院に集中している状況です。

そんな中、最近目立ってきたのが、こんな状況を全くご理解いただけていないであろう一部の方々からの心無いクチコミ、電話口で当院としてもどう頑張っても受け付けられない状況をお伝えし、夜間救急をお勧めすれば怒鳴られ罵られ、時には受付で私の大切なスタッフを深く傷つけるような罵声を浴びせる行為におよぶ方までいらっしゃいます。

動物さんの笑顔のために!当院スタッフは日々全身全霊で戦っています!

周辺動物病院がすべてお休みの日曜祝日に、初診様に対応できない私たちを責めるのではなく、自身のかかりつけ病院さんに緊急時の対応を聞いておく、または、少しでも診察時間、診察曜日を増やしていただくようお願いすることの方が先なのではないでしょうか。自身のかかりつけ医が休みだから、休みを返上して診察、診療に当たっている病院、スタッフを責めるのはおかしな話です。

もう一度書きます。

当院の日曜祝日の営業は、当院に通ってくださっている動物さん、飼い主様のための日で、私たちの限界ギリギリ、精一杯の誠意です。私が生活の全てをかけて、全身全霊で治療に向き合っている動物さん、心通わせる飼い主様のために、本気で動物を愛しているスタッフたちの協力のもと、なんとか叶えられている、普通は実現不可能な奇跡のような営業形態です。

特に、日曜祝日はかかりつけ医さんが休みだから、と電話をかけていらっしゃる飼い主様からの電話質問が後を断ちません。鳴り止まない電話に出た看護師が精一杯気持ちを込めて対応しても、時に相手様に納得いただける回答ができないこともあろうかと思います。実際、その一件一件に獣医師が対応できるはずもなく、さらに、実際に診てもいない動物さんの状態、対応等の質問に正確に答えることの方が難しいだろうと思います。だからこそ、他院様同様、病院の休診時、時間外は仙台の夜間救急さんを受診いただくようお勧めさせていただいているのです。

かかりつけ医さんの休診が多い、診察時間が短い、予約診察しか診てくれない、のであれば、緊急時にどう対応すればいいのか、どこの病院を受診、どこに相談すれば良いのか、事前に調べておくことが飼い主様の重要な努めなのではないでしょうか。

このような状態が続くようでは、私に賛同し、ここまで尽くしてくれている当院スタッフが哀れでなりません。当院スタッフは私の誇り、私の宝、私の家族です!この心底大切にしているスタッフへのこれ以上の誹謗中傷は我慢なりません。

結論、このような状態が続くようであれば、当院も日曜祝日は休診にせざるを得なくなってしまいます。また、上述したとおり、日曜祝日はとにかく他院に通っておられる飼い主様からの電話質問がほとんどであることから、日曜祝日は電話を一切お受けしないスタイルも検討中です。実際、診させていただいてすらいない動物さんに関する質問ですから、そもそも質問の内容をお伺いするだけで相当な時間を要し、1件の電話への対応時間はそれは長いものとなってしまいます。目の前で診察を待っている動物さんを触ることすらできず、肝心の病院診察に大きな支障が出ています。

繰り返しにはなりますが、私たちが日曜祝日も病院をなんとかして開けている理由、それは、自分たちが命懸けで診ている動物さんが心配だから、休診のタイミングで悪化してしまうことが許せないから、それくらい繊細な治療を行なっているからこそ、私たちの方が動物さんの体調が気になって仕方ない飼い主様が不安がっている様子を想像するだけでいても立ってもいられなくなる…からこそ、日曜祝日も病院をなんとかして開けているのです。

さらに、一昨年、昨年は盆と大型連休もスタッフ全員の情熱で病院を開けられました。当院の飼い主様にどれだけ感謝いただいたことでしょう。周辺動物病院さんの診察時間もどうかご自身で調べてみて下さい。当院のように19時まで受付できる動物病院は県内にどれだけありますか?それくらい、当院スタッフは動物さんのために尽力してくれているのです!「働き方改革」と叫ばれる昨今、当院スタッフのように私と同じ志で、情熱を持って、心から真剣に戦ってくれる動物看護師さんにはそうは出会えるものではありません。動物が好き!だけで勤まる生半可な仕事ではありません。そんな仕事に私の仲間は日々挑戦し、日々動物さんの笑顔のために必死に戦ってくれています。そんな私のかけがえのない大切なスタッフが、電話であっても、口コミであっても傷付けられるようなことは私は断じて許せません。

他院様に通われる飼い主の皆様、どうか、どうかご理解いただけないでしょうか。

実は、このような事態に発展したのは今回がはじめてではなく、これまで幾度も日曜祝日は休診にしようと思い悩むタイミングがありました。その度になんとか乗り越えられてこられたのは、当院の飼い主様から頂戴する温かい心こもった励まし、感謝のお言葉が、私たちの折れそうになった心を奮い立たせてくれたからです。

しかし、今回も、院長である私がこのような知らせをアップしなければならないほど、最近、当院を受診されたことすらない方からの非難、誹謗中傷にスタッフも限界寸前です。

我われの思いはただひとつ!『全ては動物さんの笑顔のため、飼い主様の笑顔のために!』

この使命感ひとつで、なんとか日曜祝日も病院を開けている状況をもう幾分ご理解いただき、我われが日曜祝日についても動物さんを救い続けられるよう、笑顔にし続けられるよう、ご理解とご協力のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

夜分に加筆、編集しました故、誤字脱字、読みづらい等ありましたらご容赦ください。

(当院の飼い主様で、最後まで読んでくださった方、どうか私の大切なスタッフに励ましのお言葉をお願いいたします。ここまで熱い思いで日々頑張っているスタッフに…私は無念でなりません…。大阪では夜間や日曜祝日も営業している病院があるため、こういった思いをすることは少なかったように思います。山形で日曜祝日も病院を開け続けることがここまで大変なものかと、悩み、考えさせられる日々です。)

院長 高野儀之